「テレビ会議ツール」とは？
新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、ソーシャルディスタンスの確保と場所や時間に捕らわれない働き方としてリモートワークの普及率が増加しています。
職場での従来型ワークスタイルからの変革には、遠隔操作が可能なテレビ会議ツールの導入が注目されています。
テレビ会議ツールとは、異なった場所にいる複数の参加者が、会議室に設置されたテレビモニター画面上で音声・映像・データを交えて会議を行うシステムです。
大きな特徴としては、遠く離れた相手の表情が鮮明に分かりあえることや臨場感のある会議が可能となることがあげられます。
同じ遠隔操作システムとしてWeb会議ツールがありますが、テレビ会議ツールでは専用機材を使用し、Web会議ではパソコンやスマホを使用したインターネット環境が必要であることが大きな違いとなり、それぞれの特徴を活かした利用法や環境や目的に合ったシステムツールを選択すると良いでしょう。
「テレビ会議ツール」にはどのようなタイプがある？
テレビ会議ツールは、専用機材を利用した遠隔操作のできる社内環境作りに適したシステムです。使用時には、専用機材を会議室等に設置し、テレビモニターやプロジェクターと接続します。また専用機材の他にマイク、カメラ、リモコンが付属品として必要となり、各製品メーカーでテレビ会議セットとしてパック販売されています。また、社内ではなく在宅で個人でご利用の場合は、テレビ会議システムに必要な機材をコンパクトにまとめた一体型モデルがおすすめです。テレビ会議ツールは、参加者の人数に合わせた価格プランが各メーカーによって異なりますので、導入前には製品の機能性に合わせて価格についても詳しく問い合わせすることをおすすめします。
「テレビ会議ツール」の選び方は？
新規事業における新しいシステム導入の際に、テレビ会議ツールの特徴を事前に知っておくことが大切です。選び方のポイントとしていくつかあげてみましょう。
テレビ会議ツールの特徴、高画質と高音質について
テレビ会議ツールには、リアル会議に近い臨場感を伝える機能が備わっています。スムーズな会議を演出するためにはお互いの表情やハッキリと聞き取れる会話が必要です。テレビ会議ツールでは、高音質・高画質の機能が優れているという特徴があり、導入する場合のメリットとなります。
緊急時でも在宅で会議に参加できる
コロナ対策、災害対策など緊急事態の回避策として、テレビ会議の日程を変更することなく在宅で予定通りに会議に参加することが可能となります。専用機材のある拠点での接続は、いつでも対応可能となりBCP対策となります。
経費の削減につながる
海外でもどこでも参加できるテレビ会議ツールは、従来型のシステムでかかっていた人件費・移動交通費・会議室などの場所代・宿泊費などの経費削減に繋がります。
移動時間の削減は時間の有効利用に反映してくる
場所にとらわれないテレビ会議ツールは、今までかかっていた参加者の移動時間を削減できることで作業の生産性に繋がっていきます。拠点が自由に設定できるので、時間の浪費から効率の良いチーム編成が可能となります。
海外や出張先でも実務管理が可能になる
遠隔操作がグローバル対応になっているため、海外出張時にも利用可能であり、その優れた機能は、海外専用ネットワーク環境での実務管理に適しています。
「テレビ会議ツール」比較検討時の注意点は？
テレビ会議ツールを導入する場合には、各企業での利用目的や作業の規模、コスト面、利用者の対応度などを考慮した選択が必要となります。テレビ会議ツールは、一般的にはWeb会議ツールと比較すると高コストになりますが、メリットになる点を重視してみますと、導入前からのサポートや継続した手厚いサポートが充実していること、簡単操作で誰でもが使い勝手の良い共有ツールとして利用できること、またリアル会議に近い解像度は、テレビ会議ツールの特徴的な利点であり、導入時には、これらのポイントを押さえながら検討すると良いでしょう。
主な「テレビ会議ツール」の一覧
「LoopGate」（ギンガシステム株式会社）
おすすめ対象者
ITが苦手な社員が多い企業／初心者でも簡単操作可能
主要機能
パソコン・タブレット、専用機材も組み合わせて使える／高画像・高音質／簡単操作の専用機材／らくらくワンタッチ操作／多拠点での利用可能／専用機材の使用で、操作時に別アプリが誤作動を起こす問題から解消される／多様な画面レイアウトが可能／無線LAN対応／小型軽量タイプ
特徴
会議・ミーティングに利用可能（オフィス間の常時接続、無人窓口、リモート接客、イベント配信、オンラインセミナーなど／ネットワーク回線も利用可能／2,500社以上の企業や官公庁に導入／テレビ会議専用セットの提供／日本人向けの国内開発版／土日祝日でもつながる安心サポートの充実
費用
接続地点数やご利用環境によって相談・見積もりは問い合わせによります。
〇ダイレクトネット：2～4地点接続／通信料無料
〇ミーティングネット：5地点以上接続／既存のサーバー利用可能
〇閉塞網プラン、オンプレミスプラン：問い合わせ
テレビ会議に必要な周辺機器（料金は問い合わせ）https://loopgate.jp/product/peripherals/
〇小会議室セット（～4名向け）
〇標準セット（～8名向け）
〇大会議室セット（～14名向け）
サポート
技術者が直接お電話にて毎日サポート
https://loopgate.jp/product/specs/
↑テレビ会議システム導入ガイドダウンロード
「V-CubeBOX」（株式会社ブイキューブ）
https://jp.vcube.com/service/box
おすすめ対象者
海外企業との国際会議に／働き方改革を検討の企業／支店と支社との連携に／社員研修・社内イベントに／テレビ面接／テレワーク／BCP緊急対策に
主要機能
7か国語対応／海外拠点で利用可能／最新の音声認識と自動翻訳機能／マルチデバイス対応／ASP/SaaS情報開示制度の認定（セキュリティ対策強化）
特徴
導入実績約5000社以上を誇るテレビ会議ツール／URLを取得すればIDなしの相手とも接続可能／MCU(多拠点接続装置)不要で100拠点以上の多拠点接続が可能
費用
ローカルプラン月額10,000円／30日間無料トライアル有り
サポート
24時間365日サポート可能／無料セミナーの充実／
「サービス紹介・導入チーム」と「導入済企業様サポートチーム」の手厚いダブルサポート有り
「テレビ会議ツール」導入のメリット、デメリット
メリット
・ITが苦手な社員でも気軽に操作が可能となります。
・映像の解像度が高く、画面越しでも相手の表情や動きが鮮明に確認できるので、リアル会議のようなやり取りができて効率的な会議が実行できます。。
・臨場感のある画像は、テレビ会議参加者の心理的にも安心感が高まります。
・画像でのコミュニケーションは、メールやチャットでの言葉でのコミュニケーションに加えて社内や外部の相手との情報共有に大きなメリットを生み出します。
・リアルタイムの情報共有が可能となります。
・高音質機能を備えているため、会議でのコミュニケーションを円滑に進めることができます。
・国際通信における多拠点接続に優れています。
・専用機材またはネットワーク利用での使用も可能となります。
デメリット
・Web会議システムのと比較するとコストが高い面があります。
・専用機材の使用期間切れには、新しく買い替えを検討する必要があります。
・専用機材とその他周辺機材をそろえる必要があります。
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