「クラウドメールツール」とは?
「クラウドメールツール」は、クラウド上のサーバーを経由してWEBブラウザからメール送受信ができるサービスです。
ネット環境とメールアカウントを作成すれば、どのデバイスからでも送受信できるので、外出先やリモートワークに適したメリットのあるサービスとなります。
「クラウドメールツール」にはどのようなタイプがある?
・メールセキュリティ対策に特化したタイプのサービスでは、誤送信対策、標的型攻撃メール、スパムメール対策、情報漏えい防止に対応しています。個人情報やその他情報管理に必要なセキュリティを特に強化したい場合には、導入時の検討が必要となります。
・GoogleやMicrosoftのように複数ツールと連携可能なサービスでは、低コストで使い勝手の良いサービスが利用できます。
・企業向けと個人向けでは、使用容量やセキュリティ対応が異なります。企業で導入の場合には、業務規模に応じて容量を増やしたり、メール保護の観点からセキュリティ強化に対応できるサービスを選ぶことが必要です。
「クラウドメールツール」の選び方は?
・新しいシステムを導入する場合には、現在使っいるシステムやソフトからの移行作業がスムーズにすすめられるか?確認が必要です。既存のシステムとの連携ができるように導入サポートのあるサービスを選ぶようにしましょう。
・導入期間がどれだけ必要か?最短3日で利用できるサービスもありますが、将来的に安定した業務ができるようにするためには、導入期間はある程度余裕を持った計画を立てる方がお勧めです。
・基本機能に加えて必要なオプション機能も含めて自社に必要な機能を把握して、業務効率化に繋がるサービスを選びましょう。
「クラウドメールツール」比較検討時の注意点は?
セキュリティ強化に長けたサービスを選びましょう。無料クラウドメールサービスは、セキュリティ対策が弱い場合があり、容量、ユーザー数などに制限がありますので確認が必要です。事業規模や自社業務内容に合わせて検討するようにしましょう。
無料版または有償版を選ぶかは、機能面の充実さとセキュリティ強化について注意することがポイントです。
主要な「クラウドメールツール」の一覧
「Gmail」(Google)
https://www.google.com/intl/ja/gmail/about/
おすすめ対象者
使い慣れたメールでビジネス活用したい
主要機能
チャット/音声通話/ビデオ通話/
特徴
簡単に整理/返信忘れを防止/受信トレイから直接操作/不審なメールを
ブロック/他のツールとの連携/99.9% の稼働率保証、0% の計画停止時間
費用
ビジネスメールBusiness Starter月額680円/Business Standard月額1360円/
Business Plusg月額2040円/Enterprise問い合わせ
・無料お試し14日間
サポート
24時間365日サポート
「Yahoo!メール」(Yahoo! JAPAN)
https://mail.yahoo.co.jp/promo/
おすすめ対象者
実績と安心のメールサービスを導入したい
主要機能
迷惑メールフィルター/受信拒否/海外からのアクセス制限/セキュリティ対策
特徴
利用者数2400万人/かんたん、安い、使いやすい/メールの整理が簡単/
安心のセキュリティー/迷惑メール対策/メールアドレスを変更・追加可能/
費用
セキュリティーパック月額304円/ウイルスチェック月額220円/マイネームアドレス月額330円
サポート
各種問い合わせ対応
「メールディーラー」(株式会社ラクス)
おすすめ対象者
業務効率化推進の事業社
主要機能
ステータス機能/対応履歴/申請・承認/コメント/電話対応メモ/集計レポート/社内Q&A/ユーザ制限/楽天あんしんメルアド/二重返信防止/振り分け設定/自動削除/通知機能/テンプレート/複数ブラウザ対応/ドラッグ・ドロップ/他
特徴
お問い合わせを一元管理/対応ミスゼロ&業務効率化/12年連続売上シェアNo.1、累計導入実績7,000社/高セキュリティ/シンプルで使いやすい
費用
初期費用50,000円~/月額20,000円~
サポート
充実のサポート体制
「xgate4」(株式会社オレンジソフト/ Orangesoft Inc.)
おすすめ対象者
法人利用に強いWEBメール
主要機能
メールアドレス数チェック機能/添付ファイルつけ忘れ検出機能/マイナンバー漏洩検出機能/強制Bcc化機能/タグ機能/クイック検索機能/ドラッグ&ドロップ/
特徴
IMAP/POP対応/誤送信対策/マルチデバイス対応/高セキュリティ/使いやすくわかりやすい
費用
50user ライセンス150,000円 /年間保守 30,000円 ~
サポート
各種問い合わせ対応
「CyberMail」(サイバーソリューションズ株式会社/CyberSolutions Inc.)
https://www.cybersolutions.co.jp/product/cybermail/
おすすめ対象者
ビジネスメール対応
主要機能
管理機能/ユーザ機能/システム連携/
特徴
高パフォーマンス、4000ID同時アクセス 1秒応答/効率運用、グループ会社でも利用可能なマルチドメイン管理/シンプルお手軽構築/大規模でも安心10万ID規模でも安定稼働実績 /高セキュリティ/国内導入社数19,000社以上
費用
AC数100→初年度費用326,000円/更新費用163,000円
AC数1000→初年度費用2,310,000円 /更新費用1,155,000円
AC数3000→初年度費用3,498,000円 /更新費用1,749,000円
セキュリティ:アンチウィルス→オプション価格180,000円~
サポート
カスタマーサポート/導入・運用支援サービス
「WebARENAメールホスティング」(NTTPCコミュニケーションズ)
https://web.arena.ne.jp/mailhosting/
おすすめ対象者
ビジネスメール対応
主要機能
メーリングリスト設定/転送設定/条件付き転送/自動返信/一括登録/容量警告/自動削除/
特徴
高い安定性/カンタン運用/導入実績2,200以上/移行と導入支援/
費用
ID数とディスク容量の組み合わせから料金設定
200ID→月額 7,663円
300ID~1,000ID→ 19,800円
1,000ID~5,000ID→ 132,000円
サポート
導入相談窓口
「Zoho Mail」(ゾーホージャパン)
おすすめ対象者
組織向けビジネスメール対応
主要機能
アプリスイート/会話機能/探索機能/自動振り分け/検索機能/グループ管理/ユーザ管理/2要素認証
特徴
Zoho Mailへのスムーズな移行サポート/高セキュリティ
費用
MAIL LITE月額1ドル/MAIL PREMIUM月額4ドル/WORKPLACE月額3ドル
無料プラン
最大5ユーザー・5 GB/ユーザー・添付ファイルサイズ上限:25 MB。
サポート
24時間365日サポート
「CLOMO SecuredMailer」(株式会社ティーガイア/T-Gaia Corporation)
https://www.t-gaia.co.jp/bbsl/clomomailer/
おすすめ対象者
社用メール対応
主要機能
利用者制限機能/アカウント遠隔操作/キャッシュの保持制限/オフライン利用/起動ロック/遠隔データ消去/
特徴
モバイル用メーラーアプリ/高セキュリティ/
費用
初期費用21,780円/基本利用料26,400円・年額 / 2,310円・月額/アプリ利用料4,752円・年額 / 418・月額
サポート
保守サービス/回収サポート/デバイス設定/コンサル/
「Re:lation」(株式会社インゲージ /INGAGE Inc.)
おすすめ対象者
社内、ビジネスメール対応
主要機能
応対メモ/ツイッター連携/LINE連携/チャット対応/楽天あんしんメルアド/キャリアメール/SNS返信/YAHOOショッピング対応/ステータス管理/ラベル管理/振り分け機能/検索機能/対応遅れアラート/スヌーズ機能/受信箱機能/外部連携
特徴
導入社数 3,000社突破/マルチチャネルを一元管理/5つの業務をワンストップ管理/外部システム連携/
費用
ライトプラン月額12,800円/
無料プラン
20日間無料トライアル
サポート
各種問い合わせ対応
「@Securemail Plus Filter」(株式会社ケイティケイソリューションズ )
おすすめ対象者
法人ビジネスメール対応
主要機能
サービスメニューは、メールセキュリティ基本セット、メール漏えい防止フィルター、標的型攻撃メール保護/メールアーカイブ/セキュアWebメール/ウイルスメール除去/スパム(迷惑)メール隔離/があります。
メールセキュリティ基本セット:容量制限/警告メッセージ/メーリングリスト/メールエイリアス/アカウント認証
特徴
メール+セキュリティ+クラウド/高セキュリティ/かんたん導入
費用
メールセキュリティ基本設定 初期費用50,000円~/月額10アカウント2,800円~
無料プラン
無料トライアル
サポート
各種問い合わせ対応
「クラウドメールツール」導入のメリット、デメリット
メリット
・どのデバイスからもメール送受信できるので、外出先やリモートワークに適したサービスです。
・マルチデバイス対応。PC、スマホ、タブレットからメール確認可能です。
・初期費用、導入コストが低い。
・無料版クラウドメールサービスを利用してから使い勝手を検討することもできます。
・自動的にアップデートされるのでいつでも最新状態を維持することができます。
デメリット
・初期費用は安くなりますがランニングコストは必要経費となります。
・クラウド上で管理されているためセキュリティ対策は注意が必要です。