新入社員向け研修サービスの比較

「新入社員向け研修サービス」とは?

新入社員向け研修サービスとは企業に新しく入社する新卒や中途採用社員の育成のための研修を提供しているサービスのことを指します。

新入社員向けの研修は新入社員の不安を取り除いたり、社会人として必要な基礎的なビジネスマナーを身につけることを目的として行われます。新入社員のスキルアップは企業の成長にも繋がるので、さまざまな企業で新入社員向け研修サービスが導入されています。

しかし会社で新入社員をイチから用意するとなると、教育カリキュラムの作成から行う必要があり、企業規模によっては先輩社員が新入社員研修の講師を行わなければならず、マルチタスクで業務に支障をきたすケースもあります。

そのため、多くの企業では研修サービスを取り扱っている会社に研修を委託しており、最近ではテレワークの導入が進んでいることからオンラインで行える新入社員向け研修サービスの需要が高まっています。

「新入社員向け研修サービス」にはどのようなタイプがある?

オンラインで新入社員向けの研修を提供しているサービスは「ライブ配信型オンライン研修・動画配信型オンライン研修・スマホ学習アプリ」の3種類がメインとなっています。

ライブ配信型オンライン研修は決められた時間にサービスにアクセスし、リアルタイムのライブ映像を配信します。YouTubeなどでも行われている生放送の配信だとイメージしていただくと分かりやすいでしょう。

サービス側で用意された講師が企業向けにライブ配信を行うので、参加するのは受講者のみです。

スマホやタブレット・PCなどのデバイスがあれば自宅でも研修が受けられるから、テレワークやリモートワークを導入している企業にも人気が高く、日本全国に複数の拠点がある企業も簡単に集合研修を実施することができます。

リアルタイムで講師が研修を行うので受講者から質問があればその場で解決でき、グループワークやディスカッションを行うことも可能です。

動画配信型オンライン研修はライブ配信のようにリアルタイムではなく、事前に撮影された動画をオンライン配信で流して研修を行うスタイルです。

動画配信型オンライン研修の最大のメリットは、好きなタイミングで研修が受けられるということです。また、事前に録画されたビデオを再生するので、理解できなかった部分やもう一度聞きたい部分は何度でもリピートでき、自分のペースで研修が受けられます。

ライブ配信型オンライン研修・動画配信型オンライン研修は、ともに専門の講師が研修を実施するので質の高い研修が受けられます。またインターネット環境はあれば受講できるから、移動時間や移動費用などの経費が削減できるのもメリットといえるでしょう。

スマホ学習アプリはスマホのアプリを使って学習を行うので、空いた時間に気軽に学習できる形式です。ビジネスマナーなどをクイズ形式で簡単に学ぶことができ、学習内容が身に入りやすいです。

「新入社員向け研修サービス」の選び方は?

新入社員向け研修サービスを選定するポイントは「教材のクオリティ」や「コストパフォーマンス」を軸にして選ぶと良いでしょう。

新入社員に研修を行うことを目的としてサービスを導入する訳ですから、受講者に適した教材が配信されているかは需要です。例えば、新社会人となる新卒社員向けの研修を行いたい企業なら、社会人としての心構えや基礎的なビジネスマナー研修が受けられるサービスが最適です。

サービスを提供している会社の料金プランはさまざまなものがあるため、企業が受講者に必要としている研修数によってコストパフォーマンスは大きく異なります。

必要な研修が1・2講義なのにも関わらず、動画研修受け放題のプランを契約してしまうとコストパフォーマンスが悪くなってしまいます。サービスによっては少ない研修数を提供しているものもありますので、自社に適したプランを提供しているサービスを選びましょう。

「新入社員向け研修サービス」比較検討時の注意点は?

新入社員向け研修サービスを比較検討する際は、研修後のフォローがあるかという点に注意しましょう。研修後のフォローとは、受講者が研修を受けた後の理解度が分かる確認テストなどのことです。

せっかく研修を受けても、研修を受けただけで内容が身に入っていないと意味がありません。管理者が受講者の理解度を確認できる機能が搭載されたサービスを導入するのがオススメです。

主要な「新入社員向け研修サービス」の一覧

「playse. eラーニング」(株式会社 manebi)

おすすめ対象者

社員研修を効率的に行いたい企業、社員研修を導入したい企業、研修費をコストダウンしたい方、従業員に気軽に研修を受けさせたい方

主要機能

レッスン視聴、メール配信、レポート、ブランディング、自社教材やテスト作成、支店管理、トレーニングマップ、シングルサインオン、IPアドレス制限

特徴

教材3,000レッスンが見放題、スマートフォン・タブレット・PCで利用可能

費用

月間の利用者30人まで:初期費用100,000円、最大30人までの月額15,000円

月間の利用者31〜500人:初期費用100,000円、1IDあたり500円

月間の利用者501〜1000人:初期費用100,000円、1IDあたり400円

月間の利用者1001人以上:初期費用100,000円、1IDあたり300円

無料プラン

なし

無償トライアル

あり(期間未記載)

サポート

あり(問合せ窓口、カスタマーサクセス担当者による支援)

「Growth X コラーニング」(株式会社グロース X)

おすすめ対象者

業績につながる人材育成をしたい企業、教育カリキュラムを整えたい方、新入社員の研修状況を把握したい企業

主要機能

ラーニング機能、チャットシステム、ダッシュボード機能、学習進捗管理、理解度確認テスト

特徴

スキマ時間に学習できるチャット型学習アプリ、月10万円から導入可能、96%の利用者満足度、1日15分で研修が受けられる

費用

初期費用、月額費用、その他費用については要問合せ

無料プラン

なし

無償トライアル

なし

サポート

あり(専門スタッフによるサポート、月次レポーティング、イベント・セミナー)

「CHANGE UP New Hire Training」(株式会社チェンジ)

おすすめ対象者

内定者・新入社員の育成を支援したい企業、効率よく研修を行いたい企業、新人のビジネスレベルをアップさせたい方

主要機能

ランキング機能、称号(バッジ)機能、連絡掲示板機能、SNS機能、進捗管理画面

特徴

1年間学びたい放題の優良コンテンツ、新人のコミュニケーションツールとしても使用可能

費用

初期費用、月額費用、その他費用については記載なし(要問合せ)

無料プラン

なし

無償トライアル

なし

サポート

あり(問合せ窓口あり)

「新入社員向け研修サービス」導入のメリット、デメリット

新入社員向け研修サービス を導入するメリット・デメリットについてお話ししていきます。

新入社員向け研修サービスを導入するメリットは次のようなものが挙げられます。

・新入社員研修を効率よく実施できる

・好きなタイミングで研修が受けられる

・研修を自社で用意する必要がない

・新入社員の進捗状況をリアルタイムで把握できる

新入社員向け研修サービスを導入すると自社で新入社員用の研修を用意する必要がなく、既存社員の人力を割かずに研修が受けられます。また専門知識を持つ講師が研修を行うので、効果的で効率の良い研修が行えます。

またオンライン研修や動画研修だとそれぞれ自分の好きなタイミングで研修が受けられるので、配属先が異なる社員でも融通が利きます。

新入社員向け研修サービスはデバイスの管理画面で社員ごとの情報を一元管理しているから、研修の進捗状況やテストによる理解度まで確認できるから、管理者としても大きなメリットがあります。

新入社員向け研修サービスを導入するデメリットは特にありません。研修を行う目的を明確にし、受講者にとって意味のある研修サービスの導入をしましょう。


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